皆さまのおかげを持ちまして何とか師走(12月)を迎えました。そろそろ台風での工事の
スケジュールの混乱も収まりつつありますが、相変わらず雨も多くて11月だけで5日間も
工事が遅れてしまいました。
来年こそは、平穏な年であって欲しいとね。願うばかりで御座います。
さて雨の話が出たところで、休工ばかりの私の気分を高揚させるためにもですね。日頃から
塗装工事の邪魔になってる天気の条件というものを、ざっと並べていこうかと思います。
まぁストレス発散です(笑)
まず一つ目。雨です。
雨の何がいけないかというと、乾燥するまえに雨が当たってしまうと変質、水跡が残ってし
まうからです。塗膜の肌質は直せませんので剥がすしかない、だから、塗って終わりの筈が
1.塗る 2.剥がす 3.また塗る といった「手間の3倍増」の苦行を強いられます。
そして二つ目。雨上がりの結露です。
これは朝晩の気温差が大きい春や秋での現象ですが「昨日の雨もやんだし、塗れるぞ!」で
いざ壁を触るとビッショリ。雨なら当たらないはずの軒天井まで濡れててビックリします。
これは冬場の窓ガラスの結露と原理は一緒です。日が昇って暖まった地面から雨が蒸発して
冷え切った壁などに当たって水になる。全体に張り付くので濡れ方は雨よりもエゲツナイで
す。これは午後には乾くので半日休工のパターンですね。
そして今年に特に悩まされたのがこれ。台風です。
台風じゃなくても強風だけでもダメな場合が多いです。風が強いといくら気をつけていても
隣地への塗料の飛散や不意の事故が生まれます。ていねいなマスキングも役に立ちません。
そして最後に、最高気温が5℃以下。
これは横須賀ではあまりないことですが、塗料メーカーが表示する適応範囲を超えてしまう
ためです。塗膜が正常に硬化できなくなるので、性能にも美感的にも悪くなります。
塗り替え工事は、建物の建っているその場で行います。いくら工夫を凝らしても、工場のよ
うな完成された環境にはなり得ないので、気象条件にはどうしても左右されてしまいます。
弊社では今現在で、工事着工までに半年以上お待ち頂いている状況です。丁寧に一軒一軒の
お宅様を仕上げております。いましばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。