朝晩がめっきり冷えるようになってきました。子供も学校で風邪がはやっているようで多少
ゴホゴホ言ってますが、手洗いにマスクに緑茶でウガイと頑張ってます。ちなみに僕の場合
外仕事なのでさまざまなバイキンにいつも触れているせいか、風邪はめったに引きません。
たまには風邪でも引いて、やさしく看病して貰えたらイイナって気もしますが(笑)
先日塗装工事が完了した現場で、化粧スレート瓦屋根(商品名コロニアル、カラーベスト
等)の葺き替え工事を屋根屋さんにお願いしました。今回の葺き替えをおすすめした理由は
屋根材は現状ではカビと水分が浸食していて塗装するとかえって異常を引き起こす可能性が
高いと判断したからです。
まずは古くなった屋根を引きはがします。屋根材自体は釘でとめてあるだけです。古い屋根
にはアスベストが含まれているので慎重に剥がします。次は古くなった防水シートを剥がし
ます。シートはボロボロでしたが下地への水の浸食はほぼ見られません。屋根はしっかり役
目を最後まで果たしてくれていたようですね。
屋根の下にある野地板を交換したら、新たに防水シートを下から上へと貼り付けます。なぜ
防水シートが必要なのかというと、台風などで強い風が吹くと、屋根材の僅かな貼り合わせ
から水が回り込むことがあるからです。
防水シートを敷き詰め終えたら、新たな屋根材をやはり下から上へと打ち付けていきます。
スレート屋根の役目は①雨を効率よく流す。②建物内の湿気を調整する。の2つがあるので
屋根材は縦方向に半分づつ(約20センチ)を重ねて貼っていきます。
最後に屋根の頂点のスキマに屋根棟(やねむね)と呼ばれるガルバリウム鋼板の一枚板を取
り付けて屋根の葺き替えは完成です。なのですが、山本塗装で少し屋根棟の材料を指定させ
て頂きました。
①屋根棟の下地の木材は通常スギですが、繊維がより緻密で腐食しにくいヒノキへの変更。
②通常はステンレス釘で行う屋根棟の固定を、外れにくいステンレスの「ビス」に変更。
これで本当に屋根の葺き替えは完了。外壁もキレイになって新築と見まごう仕上がりです。
なんでわざわざこんな変更をお願いしたのかというと、リフォーム業者である弊社の経験上
「風で屋根棟が動くたび、クギは少しづつ抜けていく」と考えたからです。
屋根屋さんはお客さまとのご契約ですので、弊社へのマージン的な金銭は一切発生していま
せん。地元の優秀な業者をご紹介できるのも、地元業者である山本塗装の強みです。屋根は
雨もりへの最後の砦(とりで)。ご相談下さい。