今年の梅雨ってホント長いですね。去年の今頃ならもうカンカン照りだったはず(^_^;
いつも「梅雨の中休み」ってありませんでしたか?学校でもプールの授業が始まってるよう
ですが、気温が上がらなくて授業自体が無くなってしまう事もしばしば。ウチの子からもた
いへんな苦情が出てます(笑)
一方で、弊社業務はけっこう深刻です。日曜祭日を返上して仕事に励んではおりますが、今
月20日までに9日間しか働けていません。お待ち頂いているお客様にはお詫びの申し上げ
ようも御座いませんが、スタッフ一同1件1件大切に仕上げております。いま暫くお待ちく
ださいませ。
話は違いますが、梅雨時でも現場調査は可能です。今回お邪魔させて頂いたお宅様ではサイ
ディング外壁に毛幅位のクラックが入っていたり、壁の模様のカドカドのところが欠けたり
していました。築15年ほどでしょうか。
外壁のサイディングは12mm厚でした。現在はJIS規格の改訂により14mm厚が標準
になってますが、それはなぜかというと「反りやすかった」から。こちらのお宅様でも実際
に反っているところが散見されます。
サイディング(窯業系サイディング)はセメント質と繊維質で成形し塗装されたものです。
また、壁材の防水は「表面の塗装」のみです。塗膜が破れれば水を吸う素材なのです。
水の吸収・乾燥を繰り返していると壁材が歪みはじめます。これが「反り」です。いちど反
ってしまった物は元には戻せません。無理に固定しようとすれば割れてしまうからです。
また、以前には気付かなかった「反り」が見つかることもあります。壁にツヤが無いときに
は目立たなかったものが、塗り替えてキメが整うと「反り」が表出してくるのです。
ここまでが窯業系サイディング外壁の劣化したときの話です。劣化するまえに塗るのはどん
な外壁でも同じですが、窯業サイディングは劣化し出すと進みが早い印象があります。
ただ現在の住宅でサイディングは欠かせません。実際国内の7割の住宅で採用されてます。
お手頃な価格で、また新築時の工期もモルタル壁より短くて済みます。しかもデザインが豊
富なので、頭に思い描く我が家を実現しやすいのです。
窯業系サイディングは塗り替えを急がせる素材だとは思いますが、我が家でこれからも末永
く暮らせるよう、ぜひご自宅の壁を点検しておきましょう。