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「この屋根なら塗装しなくてもいい屋根ですよ!!」という触れ込みで人気のカラーステンレス製のコロニアル屋根。のはずなんですが塗り替えのお仕事を頂きました。下地の金属はたしかにステンレスで錆びにくいのですが、塗ってある塗料はやっぱり劣化してしまっていました。焼き付け塗布された塗料は丈夫なためサビは星状のツブツブとなって現れます。

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まずは下地調整。まんべんなく均等に手工具(布ヤスリ等)でキズを付けて塗料が食いつく下地を作ります。写真は下地調整のあとに出たホコリを掃除しているところです。何しろ表面がつるっとしているので、ホコリも静電気で張り付いてしまい、ブロアでは取り切れなかったので小さいラスター刷毛で確実に取り除きました。取りにくかったです。

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ステンレス製の屋根はそのまま仕上げ塗料のアクリルシリコン塗料を塗ってしまうと密着力が不足する恐れがあるので、塗料のなかで一番密着力の強い2液型エポキシ樹脂プライマーを塗って仕上げ塗料の密着力を確保しておきます。そしていよいよ仕上げ塗りですが、屋根のパネル間のすき間は奥が深いので刷毛塗りよりも深く塗ることが出来るスプレーで2回塗って仕上げます。刷毛で塗るとどうしても刷毛目(はけめ)の跡が目立つので、このほうが美観にも配慮できかつ均等で丈夫な塗膜に仕上がります。

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そして広い面を2回塗って完了!よく「なんで二回塗るの」と聞かれますが、最近の塗料は2回塗りが通常の仕様です。1回塗りでは塗膜が薄くなり、塗料本来の機能が発揮できないおそれがあるのでお勧めしません。

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