「なるほど。
やっぱり、こうすれば痛まないのか。」
今回は、苦労が報われたお話です。
弊社はまもなく
創業50周年を迎えますが
過去の最善の工夫が
今まで積み上げてきた技術や工夫の日々に
このような意味を与えてくれました。
素直に嬉しいことです。
目次
〇「工夫のあと」を発見
〇木部を「守る」工夫
〇まとめ
.〇「工夫のあと」を発見

※イメージ(実際のお宅さまとは関係ありません)
先日お伺いしたお宅さまは
弊社施工から15年以上経過しています。
また塗り替えたいとのご連絡を頂いたので
現場の調査にお伺いしたのですが、
通常なら修繕が必要になるであろう
木部の「痛みやすいところ」の劣化が
経た年数ほど進んでいません。
よく見てみると痛みやすい箇所には
鋼板が張ってあります。
痛みやすいところ全体が
そのように修繕されていました。

○印のところに鉄板が張ってある
当時は僕はまだ
塗装業とは別の仕事をしていたので
こちらの施工時の記憶は無いのですが
「これは確かに弊社の修繕方法です。」
.〇木部を「守る」工夫
木部は太陽の紫外線で樹脂が風化します。
風化した木の表面から樹脂が
塗膜といっしょに剥がれ落ちてしまい
いちど劣化してしまった木材には
再び10年以上塗膜を貼り付けておける
「力」が残ってません。
鋼板巻きの工夫はこのための対処法です。

鋼板が張ってあるのは直射日光があたる所のみ。
「鋼板」で表面を覆ってしまえば
木部の表皮は日光から遮られて守られます。
また鋼板の劣化といえば「錆び」なので
塗り直せばまた復活してしまいます。
.〇まとめ
「またお世話になりますね」
まだお見積もりも出していないうちから
このようなお言葉を頂けました。
これは先代(実父)の
「日々の工夫」が報われた瞬間だろうと思い
伝えておこうと思います。
このような経験が僕にも訪れるよう
「日々」を積み上げて参ります。