今年の梅雨の大雨は
「令和二年七月豪雨」と命名されるほどに
九州、中部、東北をはじめ
広範な地域において多くの人命や家屋に
深刻な被害をもたらしました。
心よりのお見舞いを申し上げます。
関東地方でも今年の梅雨はずいぶんと
長く激しかったと記憶しています。
8月に入るまで梅雨が続く
なんて、誰が予想したでしょうか。
ご多分に漏れず弊社も
この2ヶ月は工事がし辛い日が続きました。
今回は、今年の梅雨を振り返るとともに
弊社が用いている
雨でも施工可能な「条件」をお話します。
目次
〇今年の梅雨は「長かった。」
〇今年の梅雨は「激しかった。」
〇塗装工事で雨をしのぐために。
〇まとめ
.〇今年の梅雨は「長かった。」
横須賀を含む関東での梅雨入りは6月11日。
意外と始まりは平年通りだったんですね。
梅雨というのは「雨雲レーダー」でも
把握しきれない複雑な雨の降り方をします。
地元の塗装業者は
雨雲レーダーの雲の量や動きから
ある程度「降る」「降らない」を
「地元のパターン」として予測しています。
これを今「職人レーダー」と名付けますが
梅雨の時期だけはこれが役に立ちません。
なにしろ
濃い雨雲が「いきなり」「すぐ近くで」
現れたりするのです。さすがに無理です(笑)
.〇今年の梅雨は「激しかった。」
今年の梅雨は、まるでゲリラ豪雨のような
激しい雨ばかりだったと記憶しています。
また、風も強かったです。
激しい雨とともに
風速10mを超える風が吹いてしまうと
強風への対策が十分でない現場では
建物を囲うメッシュシートが風をはらみ
仮設足場が倒壊する可能性が高まります。
仮設足場はシートを
畳んで骨組みだけにしてやれば
風の影響をほぼゼロにする事ができますが
今年は、その世話がほぼ毎日続きました。
普段なら必要ない作業なので苦労しました。
.〇塗装工事で雨をしのぐために。
塗装工事では
雨が当たらない。かつ湿度85%を
超えないところでは施工が可能です。
湿度85%を超える条件は
雨あがりの晴天による温度上昇で地面からの
湿気が昇ったことによるものが多いです。
家屋のまわりに玉砂利やコンクリートの
「犬走り」があると、湿気による家屋への
ダメージを軽減することができます。
雨が当たらないで作業できる条件は
住宅に囲まれている。軒天井の幅が広い。
各階に屋根がある。といった
建物のカタチが重要です。
和風の家では割と作業できてる事が多いです。
雨のことも考慮された
設計なのだと、改めて感心させられます。
.〇まとめ
梅雨が明けたら今度は夏の暑さとの戦いが
始まります。昨年の夏は9月に入って急に
涼しくなりましたが今年はどうでしょうか。
暑さは仕事的には
邪魔でしかありませんが、風情も楽しみつつ
しのげれば良いなと思っています。
皆さま。楽しい夏を。