空気も乾燥して晴天続き。塗装には最適!!」な時期のはずなのですが、雨ばかりです。
塗装工事も捗(はか)がいかずに(←進捗状況が悪いという意味です)困っております。
この調子なので年末最後の数日間は、仮設足場を組まずに工事をする事になりそうです。
「お正月をまたいで足場を掛けっぱなし」なんて、お客様に申し訳が立ちませんから。
いやしかし今年のワタクシ、グチが多いですね。気をつけます(^◇^;)
塗装工事の進捗が悪いせいか、見映えのある仕上げ塗りの話が出来そうにありません(笑)
そこで今回は下地処理。「家から染み出るアブラ」について、掘り下げようかと思います。
「アブラ」というのは比喩でもなんでもなく、油のことです。風化(酸化)した油が黒くな
ることはご存じかと思います。油分を含んだものは皆、時間と共に黒ずんでくるのです。
建物で油分を含んでいる代表はコーキングです。外壁の連結部や「はめ殺し窓」の密閉に使
われています。もう一つはガス等のゴム管です。見た目だけじゃなくベタベタしてきます。
シャッター雨戸にも黒いスジが出る事があります。これも実はゴムから出る油が原因。一部
の製品ではシャッターの回転を補助する「ガイドローラー」にゴムが使われているのです。
これらはそのまま塗ると黒ずんできたり塗膜の剥離の原因にもなるので、対策が必要です。
コーキングの黒ずみは表出しないよう処理剤を施し、シャッタ雨戸は溶剤で拭き取ります。
ゴム自身は製品の欠陥とのことなので、業者さんにお願いして撤去してもらいます。
いままで弊社ではこれらを見積もりに表記する事はしなかったのですが、どの塗装業者でも
やってる訳では無さそうなので、こういう事もアピールしていこうかなって思っています。