9月も終わりですね。学校や園では運動会に文化祭など、いよいよ本格的な秋を迎えます。
ただ台風15号の被害に遭われた皆様を想うと、なにか申し訳ない気持ちにもなります。
しかしながら、普段の生活があればこその仕事だとも思います。我々は気持ちは被災者の皆
さまに向かいつつも、明るく前向きに生きていければと思います。これからも頑張ります。
台風に限りませんが、住宅などの小規模の現場でも激しい雨風のときには、工事を中断する
と共に足場の安全対策を施します。まわりを囲うシート(メッシュシート)を畳むのです。
ところが「シートを取り付けたり畳んだり」といったこの作業。誰が取り付けたかで
「足場倒壊への危険度が上がってしまう可能性があるのです。」
業者が足場とシートを保有していて自分たちで足場工事をしている場合、自分たちでシート
を取り付けますし、強風対策のシート畳みも自分たちでやります。当然ですね。
一方で、足場を保有していない業者もいます。その場合「足場の専門業者」に依頼して足場
を組んでいます。さらにその中で「シートも」足場業者に依頼してる元請け業者がいます。
その場合「シートを取り付けたり畳んだり」といった作業は、誰がやると思いますか?
普通に考えると「足場業者」ということになりますよね?
ところが、これが「危険の元になる可能性」です。足場屋さんに聞いた話では
台風のときに元請けが足場業者に「シート畳み」を依頼したらどうなるでしょう?その足場
業者が組んだ「すべての現場を足場業者だけで畳みに行く」事になるらしいのです。
しかも、元請けが足場業者に依頼するのは、台風の進路が確定する1,2日前。足場業者は
日常の仕事もあり、元請けの工事日程の都合上それを遅らせることも許されないとなると
「強風対策のシート畳み」の膨大な仕事がプラスされるのです。それもほぼ1日で。そのた
めだけの人員を雇用する訳にもいきませんし。大丈夫でしょうか?働き方改革。
弊社の場合、足場屋さんに依頼しますがシートは自分たちで掛け外しします。シートは目の
前にありますし、人員もいます。小規模工事での安全対策は元請けが行うべきと思います。