建てた会社で塗装工事も
行わないと「保証の対象外になる」と
お客さまからお聞きした事があります。
住宅メーカーの言う「保証」というのは
どのような物なのでしょうか。
本当に建てた建築会社が塗装についても
「いちばん解っている」のでしょうか。
今回はそのあたりをフカボリしていきます。
目次
〇ハウスメーカーによる保証とは
〇塗料メーカーも解ってる。
〇大所帯は料金は高め
〇工事には積極的に「参加を。」
〇まとめ
.〇ハウスメーカーによる保証とは
２０００年以降に建てられた全ての住宅には
引き渡しから１０年の保証（瑕疵担保責任）が
法律で義務づけられています。
この保証は外壁、屋根、柱、土台などの
「構造を支える基本構造部分」が
対象なので「塗装」は入っていません。
塗装などのメンテナンスに関することは
ハウスメーカー独自の制度です。
.〇塗料メーカーも解ってる。
「オリジナル塗料」を謳うハウスメーカーも
ありますが、生産基盤を持っていない場合、
大概は既存の塗料メーカーに製造依頼します。
俗に言う「ＯＥＭ」です。
塗料メーカーが
「普通に」作れる塗料が果たして
「オリジナル」と言えるのか疑問です。
住宅の外壁や屋根に使われる
様々な「新素材」に自社製品を対応させるべく
日々進化する住宅用塗料
塗料メーカーも日々新製品を開発しています。
情報をキチンと得ていれば
「塗装できない」外壁や屋根は無いはずです。
.〇大所帯は料金は高め
ハウスメーカーのメンテナンスでは
工事金額は高めになることが多いようです。
お客さまから頂いた工事金額から
元請けであるハウスメーカーは自社の利益を
引き、「残り」で下請け業者が施工します。
弊社のような塗装業者と同水準の金額では
「大所帯」にとっては利益が足りない様です。
.〇工事には積極的に「参加を」
何をしてるのか聞いてみるのも大事な事。
上で述べたように「高めの金額」に
見合った施工内容であれば良いのですが
ハウスメーカーと現場との
コミュニケーションがうまく取れてないと
下請け業者は「利益や経費が足りない」と
会社や社員、そして自身の生活を守るため
作業量を減らそうとしてしまいます。
事前にメーカーとも施工内容を確認し、
作業中もなるべく顔を出しましょう。
施工業者さんにも話しかけたりして
解らないことは聞いてみることが大切です。
〇まとめ
ハウスメーカーでも塗装業者でも
塗料の質、技術力共に大きな差はありません。
専門職でもない限りリフォームの全てを
お客さまが理解する事は不可能でしょう。
しっかり説明をうけ、
信頼できると思ったところに依頼するのが
正しい選択だと思うのです。
