急勾配の屋根はメンテナンス代がかさみます。
最初に額を言ってしまうと、約10万円。
その理由をフカボリします。
目次
〇屋根にも足場が必要。
〇足場全体の背が高くなる。
〇安全は犠牲に出来ない。
〇まとめ
.〇屋根にも足場が必要。
屋根の上に立てる限界の角度があります。
その限界は6寸勾配(約31度)。
これだけあると屋根の上には立てません。
工事では両手が塞がった状態で作業するので
屋根全体に足場が必要になるのです。
足場単価900円/㎡×
屋根100㎡×税=¥99,000-
ところで30度って
大したこと無さそうに感じます。ですが
6寸勾配を坂道で表すと約60%。これは
公園にある一般的な滑り台と同じ角度です。
両手に荷物を持ってかつ
安全に上り下りするのは、とても不可能です。
.〇足場全体の背が高くなる。
急勾配の屋根は近くの建物より背が高いので
安全な必要高さもほかの家より高くなります。
高圧洗浄や下地調整などで
ゴミやホコリましてや塗料を飛ばせません。
足場は掛けた面積で価格が決まるので
背高の足場はそれに比例して高価になります。
.〇安全は犠牲に出来ない。
「昔は」よく、ロープを身体にむすんで
身体をささえながら屋根を塗ったものですが
令和となった今、作業員の安全を考えたら
絶対に行ってはいけない作業だとも思います。
屋根に安心して立っていられるからこそ
細かなところまで手が届くのです。
皆が五体満足で
家に帰るまでが「仕事」だと思うのです。
.〇まとめ
最近は屋根裏に収納スペースを設けたり
開放感をもとめて天井を空間とするために
屋根を急勾配とするお宅さまも増えています。
屋根裏を居室とするときは其処の
暑さ寒さであるとか湿気の影響ですとか
高天井の部屋は空調の効率が悪いこと。
そしてメンテナンス費のことも考えの片隅に
入れて頂けると、あとで掛かってくる
お金をすこし、節約出来るかもしれません。