待ちに待った新築の我が家。
整備された完璧な環境のもとで塗装された
我が家はキラキラと輝いています。
ですが
家は気付かない程に少しずつ劣化していき、
「ここが剥がれてる!!アソコ割れてる!!」
劣化を見つけると正直
ガッカリしてしまいますよね。
塗装店の役目は
家に「その日」を迎えさせない事と思います。
今回は、横須賀市で50年近く
住宅の塗装工事に携わってきた弊社山本塗装が
塗装の剥がれる原因と出来る事。
これについてお話ししたいと思います。
目次
〇剥がれるとどうなる?
〇原因|樹脂の風化とサビ
〇原因|塗装作業の不備
〇我が家が資産に?安心R住宅制度
〇まとめ
.〇剥がれるとどうなる?
塗装は、塗られた物(基材)を
過酷な環境から保護するためのものです。
それが無くなった。ということは
「基材の損壊が加速する」ということです。
塗装リフォームにも
取り戻せる回復度には「幅」が存在します。
劣化が進めば、戻せる耐候性も短いのです。
.〇原因|樹脂の風化とサビ
塗料の原料はおもに合成樹脂と顔料です。
樹脂の役目は顔料をその場所に留めることです。
年を経て樹脂が風化すると
顔料が粉状に剥がれていきます。
これがいわゆる白化(チョーキング)です。
木材も
樹脂と繊維質で出来ており
いわば木材は「天然の塗膜」の様なものです。
紫外線によって樹脂が風化すると
繊維質が塗膜ごと剥がれてしまいます。
木材の塗装が剥がれるのは
このことが原因である場合が多いです。
鉄で出来ているところは
雨戸やシャッタまわり、壁下の水切などです。
サビを起こさせないのが塗膜の役目です。
劣化すると白くポツポツとサビが浮き始めます。
.〇原因|作業の不備
キチンと手順を踏んだ塗膜では
起こりえないのが
「作業の不備」による剥がれです。
外壁やスレート屋根に
不可欠な下地調整が高圧洗浄ですが
粉になった塗膜やカビの生えた屋根には
何を塗ってもキチンと持つわけがありません。
金属等は
擦って傷をつけ、塗膜の足がかりを
つくる下地調整(ケレン作業)が必要です。
均一に擦らなければ滑りやすくなり、どんな
塗料も極端に剥がれやすくなってしまいます。
.〇我が家が資産に?安心R住宅制度
家の金額に反映されるしくみがあります。
クルマと同じように、修理履歴が明確なものは
保証しやすいのと同じです。
.〇まとめ
中古物件をリノベーションして住む
若い方もずいぶんと増えました。
いまは
我が家のメンテナンス=資産管理
と言える時代の過渡期だとも思います。
しっかり家を維持し
何事にも備えておきましょう。