1月は通常作業に加えてお客様への挨拶回りなど独特の忙しさがありましたが、やっと一段
落出来そうです。現場でビス等を持ち運ぶためのケースが経年で粉々に割れそうなので、
ケース更新のついでに中身の仕分けというか片付けを始めました。
ビスは一定量でしか売ってないんで、買ってくる度に必ず余りが出ますね。なんでビスって
のはこんなに種類があんだい...少し断捨離する事にします。ときめかないですし(笑)
断捨離したビスですが、少しだけ必要な場合があるので僕が軽トラで持ち歩く事にします。
ところで最近、新規の塗料メーカーの名前を聞く機会が増えた気がします。新規のメーカー
には生産基盤がない場合も多く、既存の塗料メーカーに製造だけ依頼することもあります。
俗に言うOEMというやつです。古くは軽自動車やトラック、最近ではコンビニやドラッグ
ストアのオリジナル商品まで、OEMによる商品は昔から多岐にわたって存在しています。
ですが、我が国の塗料の標準規格JISの認証試験は「(一財)日本塗料検査協会」なる所
が一手に担っているのですが、新基軸の新製品にまで認証作業が間に合っていません。
だから各社が販売する新製品の特徴は「メーカー自身の試験」のみが根拠となっています。
この事が「ユーザー様が塗料の善し悪しを判断しづらい」一因になっていて、OEM生産の
新規塗料メーカーでは「自社製品の信頼」への大きな障壁になっている可能性があります。
ウレタン、シリコン、フッ素、ラジカルといった有名どころですら各メーカーで規格内容が
違うんです。これだと商品の主要成分量といった同じ条件下での比較が全く出来ません。
だから今現在弊社では「公共物などの大きな物件に塗料が採用され、異常が見られない」と
いった「実績」。これを「塗料の品質を最終的に判断できる指針」としている状況です。
この認証作業の体制が少しでも改善されることを望みます。それこそが新規塗料メーカーや
我々塗装店ひいてはユーザー様に、より良い製品を提供できることに繋がるでしょうから。